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B型肝炎

我が国には約100万人のキャリアがいます。

感染経路は出産時の母子感染、キャリアとの性交渉、注射針の使い回し、父子感染などがあります。

血液検査でB型肝炎ウイルスマーカーを調べます。

感染後の定期検査

B型肝炎ウイルスの感染後の経過は、一過性感染と持続感染によるキャリアがあり、後者が特に問題となります。

キャリアになると慢性肝炎を発生し、肝硬変や肝がんへ進展することがあり注意70%が必要です。

B型肝炎は免疫の働きで抗体が出現しALTが正常化しても、ウイルスが完全に排除されたわけではなく、肝炎が再燃することがあり油断せずに定期検査を受ける必要があります。

また一過性感染で臨床的には治癒した状態でもウイルスは肝細胞内に残っています。

免疫抑制療法や悪性腫瘍に対する化学療法を受ける場合、ウイルスが増殖し肝炎を起こす場合があります。

重症化することが多く適切な対処が必要ですのでご相談ください。

治療のお薬について

B型肝炎に対する抗ウイルス薬には注射薬のインターフェロン製剤と飲み薬の核酸アナログ製剤があります。

治療の適応や時期、どちらの製剤を使うかなどについてはご相談ください。

予防のためワクチン接種、日常の注意点

B型肝炎ウイルスは血液、体液を介して感染しますので、キャリアの性交渉パートナーへの感染に注意する必要があります。

パートナーにはワクチン接種をお勧めします。

食事や入浴で家族内感染することは稀ですが、歯ブラシ、剃刀など出血の可能性のあるものは共有しないでください。

キャリアの家族はウイルス検査を受けることをお勧めします。