脂肪性肝疾患
最近我が国でも肥満、メタボリック症候群による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が増加しています。
NAFLDの患者さんは1000万人以上いるとされていますが、そのうち10%程度が肝硬変になる危険性が高い非アルコール性脂肪肝炎(NASH)です。
診断
NAFLDは血液検査での肝機能異常を契機に超音波検査で診断することができます。
治療について
治療は生活習慣の改善が基本です。
食事療法は適正なカロリー摂取、糖質や脂質制限が必要です。
運動療法は速足で歩くなどの有酸素運動を行います。改善が難しい場合は内服薬を処方することもあります。
アルコールによる肝疾患の場合は禁酒により肝機能が改善します。
脂肪肝やアルコール性肝疾患を治療せずに放置すると肝硬変に進展したり肝がんができることもあります。
早い段階での受診をお勧めします。